2012年5月16日水曜日

羽生善治 アナザースカイ

1996年2月14日歴史は動いた。前人未到、七代タイトルを完全制覇。

この写真かっこいい!
これを聞かれて「けっこうすごいたくさん勝たないといけないので」と笑う。飄々とした性格は変わっていないようだ。羽生は現在二大タイトルを保持している。複数タイトルを獲ること自体が凄いことらしく、勝率は7割2分。これはすごい!

一時期は寝癖で有名。こんな感じに無頓着。


将棋から生まれた単語もいくつか紹介しており、歩がトに成ることから「成金」。飛車が高い位置にいると危ないから転じて「高飛車」。将棋のトリビアに話しは発展し、王将は昔は玉が2つだった。戦争好きな王様が宝の取り合いをするのが将棋。実際の戦争をしないように。元はインドが発祥。とのことだ。

フランスで三人と多面刺しする場面に驚くと、小学生相手に百人刺ししたことがある、と。横に歩き回るのがくたびれたと言う。MCの長谷川と将棋を指す場面でも、長谷川が時間をかけて一手指すと、羽生は数秒でささっと指す。こう来たら、次はこれを打つというのが決まっているようだ。

これが小学生100人と多面指し。何時間かかるんだろうw

戦国時代に完成されていたはずの将棋に、変化が起こっているらしい。ギリシアから来た高校生と大局したそうだが、彼はネットで将棋を指していて飽き足らずリアルの世界に出て来たのだと、羽生は説明する。ネットでの将棋ブームもあり、近年変化のスピードが早くなったと羽生。しかし、記者から言わせれば、将棋は羽生を境に進化したそうだ。

25歳で名人に

将棋の一手。剣豪同士が刀の先を見て距離感を量るように、一手のミスが命取りとなるらしい。取り返しのつかないミスになるという。一手につき80通りの可能性があり、その中から3つに絞る。10手先まで読もうと思えば、3の10乗になるので約6万通りになるという。その先を読む能力が棋士には大切。趣味でフランスに遠征にいき、チェスの王者との対戦で引き分けまで持ち込めたのも、その先読み能力のおかげ。

羽生は、特定の戦法を持たずに固執しない。相手の戦法から逃げずに立ち向かう。砂山から砂金を見つけるような一手を探す。そこしかないような。今までの自分のスタイルに囚われないように。

砂山にある砂金を探すような一手を

座右の銘を聞かれた羽生。
『運命は勇者に微笑む』で」とあっさりと答えて、デッキへと消えていく。




ほんと、どうしてそんなに

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