2013年1月10日木曜日

Adobeアドビが公式サイトでCS2を無料配布? ライセンスについて考える


Adobe CS2がアドビの公式サイトから
ダウンロードできるようになりました。

CS2ユーザー向けに
認証が必要のないバージョンが
ダウンロードサイトに置かれています。

CS2とは、Creative Sweetの略です。
デザイナーが使うグラフィック・ソフトウェアでは
Illustlator1(※1)とPhotoshop(※2)が有名ですが
その2つが入ったパッケージです。

1:様々な図形やイラストが描けます。文字も自由に扱えます。
2:写真の色補正や画像の修正がでます。



▼Adobe

CS2のダウンロードページ
http://www.adobe.com/jp/downloads/cs2_downloads/index.html

無料でダウンロードできるようになったと
はちま起稿その他ブログで取り上げられたので
一時は「高額ソフトが無料で使える!」と騒がれましたが
10万円もするソフトウェアが無料にはなりません。

しかも、現在主流OSは
windowsでは7や8、MacではOS10.6ですが
この主流のOSでは使えないバージョンです。

現行のCSはバージョンが「6」でして、
「2」は、7年前に販売された古いタイプです。
windows XPだと使えるようですね。





▼ライセンス違反について考える

CS2が無料で使えるならダウンロードしておこうと思った方は
ライセンス違反について調べておかないといけません。

個人で使うにしても知っておいたほうが良いですし
企業に勤める方なら勤務先に迷惑をかけることのないように
社内で使用するソフト(仕事で使う場合)は
基本的にライセンスがあるものを使いましょう。


まずは「ソフトウェアライセンスの再点検」から
http://www.bsa.or.jp/saitenken/print/damage_01.htm

ライセンス違反には、刑事罰があるか
http://okwave.jp/qa/q4022026.html


刑事罰は、金額が大きい違反が対象になる場合が多く
たとえば、路上でコピーしたソフトウェアを売りさばいた場合には
刑法第161条に「電磁的記録不正作出及び共用」罪があり
有罪ですと、5年以下の懲役(50万円以下の罰金)です。
その販売物がポルノの場合には
「わいせつ図画販売目的所持」も付いてきます。

著作権違反の一番悪い例を書きました。

CS2を無断で使用した場合は、民事事件になるでしょう。
Adobe社と使用した人との間で裁判が行われます。

考えられる請求は、どのようなものになるかと言いますと
たとえば、個人的な使用の場合ならソフトウェアの代金程度ですが
商業利用の場合は、売り上げた金額の倍額が
請求されることもあるでしょう。

以上が、CS2のライセンス違反に関してです。






次回更新時には、身近に起こり得るパターンを書いてみたいです。
  • Excelを友達に借りて自分のPCにもインストールした
この辺りを学べば、
上で話題になったアドビ社のイラレを
使っていいのかどうかが判断しやすいのではないでしょうか。


著作権については、音楽の世界ではブートレグが有名ですが
これについては、まとめきれないので要望があれば書きます。

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