主婦のやましたひでこ(57)は
「断捨離」というモノの片づけ方を発表して、
一躍時の人となりました。
テレビ東京系の番組「ソロモン流」では、
主婦のやましたにクラターコンサルタントという
聞き慣れない職業を当てはめて紹介します。
この言葉はやました自身が考えたもので、
クラターは、ガラクタからとった言葉のようです。
ここから「クラターコンサルタント」です。
さて、「断捨離」ですが
片づけの「技術」というよりは、
「行法」を表現した言葉だそうです。
物から解き放たれようとする行であり
行動哲学ということだそう。
おかしな言葉ばかりを並べるやましたさん、
この専門用語を多用して煙に巻くやり方が、
この手の人間が得意とする方法なのか。
まるで自己啓発セミナーのように感じてしまいます。
まあ、そんなことは置いておき
断捨離の内容に注意を向けましょう。
断捨離自体は、とても良い考え方だと思うので。
まず、彼女のいう断捨離がどういうものかというと、
このキャプチャーを見て感じていただきましょう。
![]() |
究極の「断捨離」の姿 |
「これで足りているのか」という問いに、
「足りてるというよりは困ったことはない」とドヤ顔
![]() |
モノが少ないと突っ込まれたときの返答。ドヤッ |
そして、冷蔵庫もこの空っぽ状態です。
「エコ」を追求した地球に優しい人です。
![]() |
笑顔だと主婦っぽくて安心する |
▼断捨離の背景
さあ、やましたさんがいう「断捨離」が
どれほど厳しい行なのか分かったところで、
わたしたちはわたしたちなりの
『自分に合う心地の良い断捨離』
を取り入れていきましょう。
ヨガを学んでいたやましたさんは、
日本密教の聖地である高野山にいき、
この何もない空間に感銘を受けたといいます。
これは本当に美しいです。
![]() |
高野山には100以上の宿坊寺院があるそうだ |
![]() |
お部屋。とても美しい。 |
▼キッチンの整理
物を片付けるときの基本の考え方は、
「3つのエリアに分ける」です。
例えばキッチンでしたら、
- 食材
- 調理
- 食器
さらに、それを3つに分けます。
2つだと少なくて、4つだと多すぎる、ということですが
ここは自分なりに変更しても良い部分ですね。
![]() |
3つに分けていくとこんな感じ |
▼「七・三・一」の法則
「断捨離」にある唯一のガイドラインは
「「七・三・一の法則」です。
これがとても面白いと思いました。
実践するときの指標となります。
数値目標。
- 見えない場所の収納は「七」
- 見える場所の収納は「五」
- 見せる場所は「一」
なぜ「7」なのか
なぜ「3」あけているのか
3割あけている理由は、
あけている空間を「モノの通り道とする」。
この空間があることで、
出し入れがスムーズに行えるように。
![]() | |
「七」の残り3割はこれくらい空ける |
たしかに、掃除をして収納にモノを詰め込んだとき
すごく出し入れがしにくい状況が生まれます。
モノが多いのか、収納が少ないのか
ここは意見が分かれるところだと思いますが、
モノの通り道を作るのは良さそうです。
- 見えない場所の収納は「七」
- 見える場所の収納は「五」
- 見せる場所は「一」
次に、見えてしまう場所、見える限りは美しくいきたい。
空間で演出することにより、美しく引き立てててくれます。
![]() | |
「五」は、だいたいこのくらい |
ここで気を付けたいのは
5は「見える場所」の収納です。
見える場所を作るのか作らないのか
自分の持つスペースを考えて
すっぱり切ってしまっても良い部分です。
- 見えない場所の収納は「七」
- 見える場所の収納は「五」
- 見せる場所は「一」
茶室の掛け軸や一輪ざしの花を意識した状態。
空間がたっぷりあると、どんな物を置いても引き立つ。
これは美しさの基本かもしれません。
日本の美意識にぴったりくる感覚といいますか、
すんなりと教えが頭に入ってきます。
![]() |
さいごに「一」。見せる場所は、1点だけ。 |
きっと、この「見える」場所なのか、「見せる」場所なのか
このところを意識すると美しさが変わってくるのだと思います。
こういうタイトルの本を
出すことに神経を疑いますが
本は内容を読んでから
▼やましたからのことば
最後に、やましたは
断捨離を実行するときの注意点を述べていました。
自分の利用価値のないものが
利用価値の高いものを圧迫していてはダメ。
自分とモノがどういう関係で置かれているかを見ていく。
モノと自分がどんな関わり方をしているのか
これを考えるプロセスにも断捨離は役立ちます。
モノとの関係が終わっているなら、
そのモノに別れを告げて卒業していく作業が大事です。
ただし、これはそれぞれのシュチュエーションがあるので
決して無理強いをしてはいけません。
「断捨離」の目指すものは、ご機嫌です。
ご機嫌なあなたを作るためには、ご機嫌な空間が必要。
だからこそ、モノを規制しましょう。
背筋がシャンと伸びるように。
ヨガでも宗教でもない、昔からある大切な価値感。
その価値観を「断捨離」と名付けて
ここまで広めたやましたさんは凄い人だと思います。
断捨離スケジュール帳
金の亡者というのは
中身を確認してから
▼更新
やましたさんの本のレビュー欄おもしろいです。
┌──────┐
│ │
│ そうか そうか .|
│ │
└∩-∧_∧-∩┘
. \(* ´∀`) ノ
. Y Y
0 件のコメント:
コメントを投稿